さて、本日は「額のお辞儀」について考えてみた話。
「額 の お 辞 儀 ? ? ?」って何??
それは、額縁の裏側の額紐も使って、額縁を壁に掛けた場合に、
額縁が少し前傾してしまう状態(お辞儀しているように見える)のことです。
非常に細かいことですので、
多くの人があまり気にしていない問題なのですが、
絵をより美しく見せたい美術館の学芸員さんや、
ギャラリーで個展をする人たちなどにとっては、
とても気にする問題です。
やはり絵は真正面から見た方が美しく見えますし、
この傾きひとつで、見た目の印象は結構違います。
より安定感が出て、堂々として格好良く見えます。
今回は、ご自宅の額縁の前傾(お辞儀)を
DIYで簡単に直す方法をお教えします。
方法はとっても簡単。
額縁裏側の左右下部分に、ゴムやスポンジ素材のものを
両面テープなどで取り付けるだけです。
額縁専用のものでなくても大丈夫です。
ちょうどお辞儀が直るぐらいに厚みのものを、
外から見えないように、額縁の少し内側に取り付けるのがポイントです。
この方法を実施していただくと、
額縁と壁の間に適度な隙間ができるため、
壁の傷つけ防止や、通気性アップの効果もありますよ。
ぜひお試しになってみてください。
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