額縁を飾る位置はどう決める？基本的なポイントと注意点

作品を額装した額縁を、いざ壁に飾ろうとした時に結構迷うのが、
「額縁の位置」だと思います。

家の中で、額縁を掛けられる壁は限られると思いますが、
壁のどの位置に掛けばいいのかが、なかなか決めれない…
という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、額縁を飾る位置について、
基本的なポイントと注意点をご紹介します。

1. 視線の高さに合わせる

一般的に、額縁を飾る位置は、視線の高さに合わせることが推奨されます。つまり、立っている人の目線の高さに、絵画の中心が来るように飾ると良いでしょう。そうすることによって、作品に自然の視線が合い、作品をじっくり見ることができたり、美しさを引き立てることができます。

2. 飾る場所に合わせる

ベットルームや書斎など、お部屋の用途によっては、立っている人の視線ではなく、ソファや机に座っている人の視線に合わせた方が良い場合もあることは覚えておきましょう。個人的な空間に飾る場合は、自分が心地よく見られる位置に飾ることがポイントです。

3. 窓やインテリアとのバランスを考慮する

額縁を飾る位置は、壁と窓の位置関係や、他のインテリアとのバランスや調和も重要です。例えば、額縁を飾ろうとする壁の側に、大きな窓や本棚などの家具がある場合、窓や家具から十分にスペースを取って額縁を飾るようにしましょう。そうすることで、より美しい空間を演出することができます。窓や家具から、十分なスペースが確保されていない場合、窮屈な印象を与えてしまう可能性があります。

4. 複数の額縁を飾る場合は配置に注意

複数の額縁を同じ壁に飾る場合は、配置に注意が必要です。同じサイズの額縁であれば、縦や横に並べて飾ると、統一感が出て美しく見えます。大きさや形状が異なる額縁を飾る場合は、バランスを取るのが難しい場合があるため、画用紙やマスキングテープなどを使って、事前にシミュレーションを行うことをお勧めします。どうしても上手く行かない場合は、無理して飾らずに別々に飾ることも検討しましょう。

以上のようなポイントに注意しながら、作品が一番美しく見えるように、額縁を飾る位置を決めてみてください。