額縁は美術作品や写真などを飾るためのアイテムです。しかし、長期間使用していると汚れや傷が付いて見た目が悪くなってしまうことがあります。そこで、今回は額縁のお手入れ方法や修理・メンテナンスについて、いくつかのポイントを簡単にまとめてみました。
埃を払う
まずは額縁表面に付着した埃を払いましょう。これは定期的に行うべき基本のお手入れ方法です。柔らかいブラシ、刷毛、筆などを使って埃を払います。この作業をせずに、汚れを拭き取ると額縁やガラス面を傷つけてしまう可能性がありますので、必ず行うようにしましょう。
汚れを拭き取る
長期間お手入れをしていない額縁は結構汚れていて、拭き取ると黒ずんでいる場合も良くあります。主に、空気中の埃、塵、排気ガスなどが原因となります。汚れを拭き取る際は、水やアルコールなどは使用せずに、柔らかい布やクリーナークロス(メガネ拭きのような傷をつけない素材が望ましい)を使って優しく拭き取ります。
ガラス面(アクリル面)に指紋などが付着してなかなか汚れが取れない場合には、ガラスやアクリル専用のクリーナーを使います。ただし、クリーナーは液体なので、額装されている作品を傷めないように注意してください。額縁に直接クリーナーを吹きかけずに、布に少量を吹きかけてから、拭き取りを行うようにしましょう。
また、アクリルは非常に傷つきやすいため、細心の注意が必要です。上下左右に強く擦るように拭き取ると傷が付きやすいので、軽く叩くようなイメージで優しく拭き取ると良いでしょう。
額縁に傷が付いた場合
額縁に傷が付いてしまっている場合は、専用の修復キットを使って修復することができます。修復キットには、傷に合わせた色や材料が入っているので、自分でも簡単に修復することができます。自分で修復するのが難しい場合や、修復キットで対応できないような大きな傷や破損がある場合は、額縁の交換や専門店に相談してみてください。
収納時の注意点
使わない額縁を収納して長期保管する際は、直射日光や高温多湿の場所を避け、風通しの良い場所に保管しましょう。額縁購入時に付いていた専用箱があれば箱に個別収納します。複数の額縁を一緒に収納する場合は、額縁同士がぶつかり合わないように、緩衝材を挟んだり、別々の場所に収納すると良いでしょう。
額縁の修理・メンテナンス
額縁には傷や汚れだけでなく、経年劣化や湿度などによって、ヒビ、欠け、変形などのトラブルが起こる場合があります。こうした場合は、専門店で修理やメンテナンスを依頼することがおすすめです。前述した修理キットやDIYで修理を使うこともできますが、失敗した場合、取り返しが付かない場合もあり、自己責任となるため注意が必要です。
以上が、額縁のお手入れや修理について、簡単に説明させていただきました。額縁のお手入れや修理に関するご相談がありましたら、当店にお気軽にお問い合わせください。
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